凄まじい中学受験体験記『下剋上受験』を読んだ感想

絵本と本

こんにちは。みはです。

下剋上受験をテレビドラマで観たのをきっかけに小説も購入して読んだのが4,5年前。

最近再読したので感想を綴りたいと思います。

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下剋上受験のあらすじ

本の表紙にもあるように両親とも中卒だけど娘は最難関中学を目指す!しかも塾なしで。

という実話です。お父さんが娘と一緒に勉強し悩んだり病んだりしながらの

過酷な中学受験の話です。

勉強のスケジュールが凄まじい

スタートは受験の1年5ヶ月前です。

・スタートした日から受験まで一日も休まず勉強した。

・放課後から深夜まで毎日勉強した。

・平日7時間以上、土日祝13時間以上を万全の体調管理のもと必死に頑張った。

下剋上受験より引用

小6の秋ごろ⇩

・毎朝7時に起床し、放課後はすぐに勉強を始める生活を続けた。

・夕食と入浴に1時間中断する以外はずっと勉強する。

・夜は一応12時30分に終了し1時には寝るようにしている。しかし、その日の最後の問題の理解に手間取ると2時になるようなこともある。

下剋上受験より引用

なぜこんなに子どもは頑張れたのか?

まずお父さんがこれまでの自分の人生をとても後悔している

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娘にはエリートになってほしいと考える

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エリートになるためには最難関中学に入ることだと考える

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 その考えを子どもに伝える

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お父さんの気持ちが娘に伝わり受験勉強をすると決める

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お父さんが娘と一緒に最後まで受験勉強をした

お父さんの今までの人生

・私の父は、私の母は、人生が辛くなかったのだろうか。私は今までずっと辛かった。羨ましいことだらけだった。生活のために労働する。その労働にやりがいなどない。人生を楽しむために生きているのではなく、ただただ生きている。楽しいことや嬉しいことなんてほとんどない。

下剋上受験より引用

中卒の人生が始まって既に30年ほど経った。毎日が長かった。毎日が地獄のようだった。

その30年という年月はどんよりと流れ、一向に晴れる気配はなかった。

下剋上受験より引用

お父さんの熱い気持ち

佳織は娘さんの名前

・佳織が頑張ってみるんじゃなくて、一緒に頑張ってみないか。応援するんじゃないよ。全部だ。父さん、佳織がやらなきゃいけないことの全部を一緒にやる。

・佳織が解くドリルは父さんも全部やる。

・同じことやってさあ、父さんも知りたいんだ。どれくらい難しくて、どれくらい遠いのか。

・佳織だけを頑張らせることはしない。

下剋上受験より引用

わが家でも参考になると思ったところ

①日本地理、日本史人物のCDを4年生くらいから毎日聴く

②文章を味わう力の正体は、単純に語彙力

③難解な語彙を含んだ短文を理解しながらたくさん読む

④文章というものは、抽象的なセンテンスと具体的なセンテンスが織り交ざった状態でできている。瞬時にそのセンテンスが抽象的か具体的かを見分けながら読み進めていくことができるように訓練すること

⑤子どもが漢字を間違えたら親が10回ずつ書く。すると本人が10回書く苦痛を味わうより頑張って覚えてくれる

⑥解く前にすべての注意点を問題用紙に書いておく。

まとめ

下剋上受験を読んで最難関の中学受験の凄まじさを知りました。

中学受験に興味のある方は是非読んでみてください。

それから受験じゃなくても何か頑張りたいと思っている方も

読むとやる気が出ると思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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